病み垢を始めてみた感想

精神疾患と前向きに戦っている人と違い、非常にうしろ向きに躁鬱と付き合っているので、Twitterで病み垢というのを始めてみた。

リアルアカウントも持ったことないし、趣味垢も作ったことないので、病み垢がメインで唯一のアカウントだ。

つまり他がどうかがわからないので、比較というものはできない。

 

1.学生さんが多い

「#病み垢さんとつながりたい」タグを見ると中学生~大学生の学生さんがメインで「病み垢」をしているのかなーと思います。

社会人もいっぱいいるのですが、学生さんの方がタグをすることが多いのでタグ検索は学生さんばっかりってことが結構あります。

学生でなくても年齢を明かしているのは20代までが殆どで、それ以上は潜伏しているか、もっと前向きな、精神疾患系のタグにいるのかもしれません。

 

#病み垢さんとつながりたい、#病み垢さんと繋がりたい、と二種類のタグがありますが、前者の方が多い印象。

どちらのタグもいつ検索してもそこそこ動いているので、いつでも繋がりたい人がいっぱいいるなーと思っています。

リアルで会おうとする出会い厨は嫌われますが、通話垢も結構多い印象。

さみしい、誰かに存在が認められたい。そんな子が世の中にはいっぱいいるんだなぁと。

 

2.病み度合いはさまざま

ほぼただの日常垢愚痴垢になっている人もいれば、毎日一日中病みツイをしている人もいます。

病みツイ度合いについては、病名がついているかどうかとはそれほど相関していない気がします。

あまり病みツイしない、精神疾患がありながらの日常垢的な位置づけの人も多いかなという気がします。

 

 

 

 

 

 

 

掃除・片付けのモチベーションを上げる言葉

気になるけどなかなか思う通りに行かないのが、部屋片付け。

モチベーションを保つのに、私もよくネットで名言集を見ることがあります。

お片付けの本も参考にしつつ、頑張って片づけましょう!

 

***

まずはノートを手元にご用意下さい。

片づけの記事を読むときには、つい読むだけで時間が経ってしまい、肝心の片付けにたどり着けないことも。

その為、すぐにアクセスできるアナログな自分用の名言集を作成し、1,2分でさっとモチベーションを上げられるようにするのがおすすめです!

 

 

matome.naver.jp

***

 

*欲しいと思っているものを手に入れる為には、先に身の回りにある余計なものを捨てること。

 →迎えるスペースを用意しておくというのは、単に物理的なものに限らず、それを楽しむ為の時間的余裕なども含まれます。旅行がしたい、習い事に行きたい、といった時間を取られることをしたいと思っていれば、その為に「しないことを決める」、つまり習慣になっている余計な時間がないか見直すなどの「時間・行動の取捨選択」をする必要が。

  また、欲しいものの余地を作ることは、意識の中にそれにフォーカスするアンテナができる為、より欲しいものを手に入れるチャンスをひっかけることができるようになります。これは自己啓発本などにある、引き寄せというようなものと同じかもしれません。

  いずれにせよ、手に入れることができたときに、すんなりと生活や住居に受け入れられるものでなければ、維持することも難しいでしょう。

 

minimalist-fudeko.com

*ある人のお部屋を見たら、その人のだいたの生き方がわかる。

 →シャーロックホームズでなくとも、お部屋にあらわれる生活を見れば、おおよその人物像が伺われるということはあると思います。特に、自分の人生は自分でコントロールしていくという意思がある人は、自分の部屋を自分の支配下に置くことはたやすくできるもので、むしろ選別せずに置き続けるのは気持ちが悪いと思うようです。もし散らかっていたとしても、それは自分の意思でその現状を認めているので、我々のように「片づけなきゃ…」とうじうじしていることはありません。

  惰性で置いてある贈り物は、「なんとなく」他人の意見に左右されてしまうという習性の表れではありませんか?お客様用に綺麗なタオルを取ってあるのに、自分には何十年も使っているガサガサしたタオルを使っているのは、自分を重要な人間だと思っていないからではありませんか?

  自分の部屋を写真に撮って、喫茶店で珈琲でも飲みながら「この部屋に住んでいる人はどんな人だろう」と想像してみるのはどうでしょう。趣味・経済力・身だしなみ・ファッション傾向・経歴・生活のメインになっていること、忙しさ…

  そしてそのイメージは、自分のありたい姿と比べてどうでしょうか。

 

simple-beauty-life.com

*愛着のあるものでも、周りの人にくたびれた印象を与えてしまってはいないだろうか?

 →他人にどう見られようが気にしないという人もいると思いますが、自分がどうありたいかと、周囲にどう扱われたいのかというのは、往々にしてリンクしているものです。使い勝手のいい愛用のポーチ、着心地の良いTシャツ、書きやすいペン、気が付くとちょっと汚れたり、よれてきてはいませんか?

 糊付けしたり磨いたりして、ちょっとリフレッシュしてはどうでしょうか。お手入れが億劫という場合、実はそこまで大切に思ってはいないのかもしれません。思い切って別に取ってある新しいものと替えてみるのはどうでしょう。

 毎日使っているカバンなどは、擦り切れるほど使っている場合、新しいものを買ってみたものの、やっぱり前のが一番、となることも多いかもしれません。そういうことが多い人は、お買い物ノートを一冊用意して、歴代の鞄の良い点・失敗した点をたまに書き出して置くのもいいと思います。どんどん買い足しながら自分にあったものだけを残して管理するという方法もあるかもしれませんが、お金もかかるし、なかなかそうはいきません。あまり使わないけどもったいなくて捨てられないという、ありがちな片付かない原因を断つには(断捨離でいう、断でしょうか)入り口をコントロールする目安を自分で目に見える形にしていくのが重要ですね。

 

www.iza.ne.jp

*ものごとをなんでも安く済ませようとすると、人生も安上がりになってしまう。

 →ちょっとバブルで前時代的な言葉にも見えますが、「安く」というのを「時間・金・労力」というリソース全体と捉えると、納得しやすいかもしれません。

 最近、節約と思ってスーパーのPB食品を購入してみているのですが、ちょっとイマイチだなーと思って食べることが多かったりしました。他の物でもそうですが、この少しおいしくないな、ちょっと使い勝手が悪いなの積み重ねが、生活の質を下げていることにつながっているのかもしれません。

 高ければ良いというものでもありませんが、お金か、ひと手間か、あるいは探す・検討する時間をかけるなど、暮らしの質を上げるには、なんらかの対価を払う必要があります。

 人との出会いやお付き合いなどもそうかもしれません。無料・簡単で出会える、お付き合いを過剰にケチるというのは、却って自分を下げることになります。

 お部屋の中も、気が付けば何となくバラバラの100円ショップのカゴだらけで安っぽくなってたりしませんか?お金はかけられなくても、お部屋の色合いとしてどういうものにしていこうかのイメージをかためておく、いくつかのお店を見てから決める、既に買ってあれば置き方を工夫するなど、少し労力を割く努力をしたいところ。

 節制しつつもお金のかけ時を見誤らず、難しいですが、できればそうありたいものです。

 

weboo.link

*人生は今日一日の積み重ね。

 →片づけではなく人生の言葉になっていますが、部屋片付けも今日一日の積み重ね、ということで。

  部屋片付けと一言にいっても、整理整頓と掃除を含んでいることがありますが、テーブルやカウンターの隅に積まれているDMやチラシは整理整頓、キッチンに出ている調味料の瓶についた汚れは掃除の領域ですね。

 毎日そこで生活している分には、じわじわと増える分そこまで気にならないのですが、余所のお宅にお邪魔した時には目につくもの。

 プチ汚部屋の掃除・片づけというと、溜まった洗濯物や食器、捨てるのが大変な大物のゴミ、断捨離が必要な衣類、などガーっと一気になんとかしたいものがいっぱいですが、むしろ毎日のちょっと拭く、すぐ捨てるの積み重ねほど、部屋の綺麗さに貢献するものはありません。

 目に見えて汚れる前に拭く、積み重ねる前に捨てる、これがなかなか習慣にならないのですが、まずは一つだけルールを作って実行してみる、というのはどうでしょうか。例えば「ポストに入ったものはテーブルに積まずに即仕分ける」というのを、一か月だけと区切って実行する。ルールは冷蔵庫に貼り、一か月経ったらはがす。ひと月ならちょっと面倒と思っても続くかもしれないし、一か月経っても定着しなければ、それはやり方が合わなかったということ。

 一気に習慣を変えるのは難しいですが、完全に定着はしなくとも、日によって今日はできるからやろう、となる程度には身につくのではないでしょうか。

 また日々の積み重ねと言えば、完全に風景になっているモノたち。かるくホコリが積もる程度で、掃除の時にはそのホコリも払われるのですが、いつの間にか色褪せ、古びているというものははいでしょうか。すっかり色あせてしまった写真やポスター、いつ開けたかもう思い出せないハンドクリームはありませんか?もし変わりたいという気持ちがあるならば、そういった風景から、変えていくのはどうでしょう。

 

www.cleanup-trashhouse.com

*過去の失敗をくよくよと思い返す時間やエネルギーがあるなら、それを未来へと向けましょう。

→ある程度の年齢になってくると、部屋の中のものの多くが、自分で選んで入手したものになってきます。もちろん買い与えられたもの、贈り物、必要で仕方なく入手したものも多いですが、それを今保管しているのは自分です。

 断捨離、と言いつつ部屋を片付けようとしている時に邪魔をしてきて、精神的体力を削ってくるのが、この「過去の失敗した買い物」たちです。組み合わせにくい服、ものの入らないバッグ、使いどころが限定されすぎる洗剤などなど。

 こういうものに出くわした時には、過去にお金を使ったのが失敗だった=捨てるのはもったいないと迷い、どうにかして使おうと四苦八苦するよりは、未来の為に次の教訓だけ頂き、さようならする方が部屋片付けには効きます。ぐずぐずと「まだ使えるし…あれと組み合わせれば…とやるよりは、「お買い物失敗ノート」を作り、「○○が楽でないと着なくなる」「コレ系の組み合わせは限定されすぎてムズカシイ」「ワンシーズンを割り切れなければ○○の服は買わない」など、自分向け教訓集を作成する方がよっぽど建設的です。

もちろん、洗剤などの消耗品は反省の為になんとか使い切るという方法もあります。

【報告】使い切りを目指すスレ【決意表明】 7 [無断転載禁止]©2ch.net

使い切ると宣言・報告したい人がこれだけいるということは、やはりそれだけ心のエネルギーが必要ということですね。

また別な活用方法を探すなどのリサイクルもあります。

kinarino.jp

 しかし本来と違う使い方は、労多くて功少なしの場合も。

 いずれにせよ捨てる決断が鈍ってるなと感じたときは、「過去」の視点になっていないか、「未来」の役に立てられる考えに変えられないか、ちょっと考えてみてはどうでしょうか。

 

www.news-postseven.com

*プレゼントや記念品でも、所有に喜びを感じられないものは、気持ちや思い出に感謝しながら、処分をしてしまいましょう。

→部屋に合わない贈り物、旅行の記念に買ったもの、たくさんあるイベントの写真。邪魔だなと思いつつも、なんとなく捨てにくい、あるいは捨てるということを今まで思いつきもしなかった品はありませんか?特に引越をしないで長年同じ場所に住んでいると、なかなか思い切った処分ができずに、なんとか収納しようと苦労していることがあります。でも例え気持ちのこもったものだとしても、それを所有し続けなければならないということはありません。贈り物は、気持ちを形にしたものではありますが、その気持ちの受け渡しの時点で贈り物としての役割は完了、残るのは普通の一つのモノです。

 それがメンテナンスする度に嬉しい気持ちになるのであれば、それはずっと心の役に立っているものなので、もちろん大切にしていって欲しいですが、そこまでの思い入れもなく、むしろ義理が勝つようであれば、感謝をしながら思い切って処分しましょう。

 黒歴史でしかない文集も処分していいし、不細工な写真も処分してよいのです。

 プレゼントなどで心理的抵抗がある場合は、写真に収めたり、白い紙で包んで感謝して捨てるなど、いつもより少し丁寧に。

minimalist-fudeko.com

 

 

***

 

*「思い出の品」の整理整頓の為に、「現在」が犠牲になっていないか。

→分厚い旧式のアルバムが過剰に場所を取ってはいませんか?

 整理しなければ、と思いつつ溜まっている旅行写真が気になってはいませんか?

 すっかり色あせたポスターや地図が、部屋を色あせて見せてはいませんか?

前項と同じく、思い出のあるものについての言葉ですね。過去の始末をつけたる為にかかる時間・場所・労力が、現在に注力できるエネルギーを消耗していることに気が付きましょう。

捨てることができなければ、その後の管理が楽になるようにするのはいかがでしょうか。

 

写真については、みなさん対処を頑張っているようで、いくつもの記事が出てきました。

suteru57.blog.fc2.com

www.dremi.jp

・ネガを捨てる

・写真の取捨選択をする

・アルバムの形式を揃える

・デジタル化する

 また、老前整理としては、自分のベストショットを枚数を決めて選ぶという方法もあるそうです。自分が楽しむ分として最後まで持つアルバムを作るのもいいですし、子供や孫に、自分の家族のルーツを残す為に、自分の親や親族を集めた小さいフォトアルバムを作るのもいいかもしれません。

いずれにせよ「今」の為に楽しんで時間を使って整理していくのはいいですね。

ただし、写真を眺めて楽しむ気持ちよりも、ものを置く場所が足りない、掃除してキープしておくのが面倒、最後に処分する人が大変、という心配のほうが多いのであれば、それは数を減らして整理してしまうのがベスト。

さらに言えば、デジタル化したりアルバムを綺麗にするために、時間や手間、お金をかけるのであれば、むしろあっさり捨ててしまい、そのリソースを今を楽しむ為に使うのがいいのではないかというのが、この言葉ですね。

思い出を整理する為に時間を使うより、新しい思い出を作るのに時間をかけましょう!

 

 

***

 

*それぞれの場所は本来の目的を果たしている?テーブルや机、調理台が収納庫になっていないか?

→ついやってしまいがちですが、たまにその基本に立ち返るのも必要ですね。椅子の背が鞄かけになっていたり、玄関わきがとりあえず収納になっていたり…。

手の届くところが便利なのは仕方がありませんが、こういうところが「雑然としている」という印象にしているものです。

そのような場所が収納庫替わりになってしまうということは、逆に見れば、そこの場所にあることが一番便利ということ。

その場合はそこに「計画的に」置く場所を作るというのが合理的な場合があります。

戻すべき場所ととりあえず置き場の二か所を占有する必要もなくなりますし、とりあえず置かれているのと、その場所に収納する工夫があるのでは、見栄えも断然違ってきます。

なんでも隠すすっきり収納とは違いますが、このひと工夫が出しっぱなし・置きっぱなしを防止することになります。

 

www.iris-interior.com

 

 

またキッチンも調味料や乾物が雑然と置かれているおうちが結構ありますね。

すぐアクセスできるという理由であれば、そこを置き場と改めて設定して管理方法を見直す必要があるでしょうし、収納しにくいというのであれば、例えば食器の量を見直して収納できる場所を増やすということもできるでしょう。

キッチンは汚れやすい場所ですから、できれば出してあるものは減らして、掃除しやすい環境を整えたいものです。 

 

 ***

 

*これからの備えの為に、今の生活が圧迫されてはいないか。

→防災の備蓄などではなく「いつか使うかも」という懸念の為に取っておいてあるものが多くはないか、という問いかけですね。これも「今」を大切にしようという言葉です。

大きい一戸建てだと、人が泊まりに来るようになるかもしれないと、何組もお布団がある場合があります。もともとは親戚が集まる機会が多かったので、若夫婦の家にもお布団をしっかり準備させるということもあったかもしれません。

ただ衛生に気を付けるようになった現在では、しまいこんであるお布団よりは、レンタルの方が毎回クリーニングされており清潔といった認識がされていたりします。

www.sodateru-blog.com

手配に自信のある方は、最近は24時間受付になっていることもあり、喪服もレンタルにするようですね。これはいつの間にか体型が変わっていたり、デザインがあまりにも古いなど、いざという時の為のものが、いざという時には合わなかったという、よくあるダメエピソードですが、最近は便利になったものです。

また子供や孫が大きくなった時の為に、というものも贈る相手が喜んでくれるかというと結構難しいものです。

papimami.jp

断捨離などと言って思い切って捨てる時には、後になって「あれを取っておけばよかった」が発生することもありますが、結局もし持っていても「やっぱり合わなかった」ってなっていた可能性が高いのです。思い出は美化されやすいものですから!

 もし家の物置を見て「使うかも」が多い人は「プレッパーズ」という番組を見てみるといいと思います。彼らを備えすぎではと思えるならば、あなたの家の物置も少しすっきりできることと思います。

 

 

*** 

*物を捨てるのを躊躇うのは、後悔するのではと恐れるから。しかし処分することで得られる自由は、後悔するリスクの何倍もの価値がある。

→ 

 

 

 

 

(編集中)

 

 

 

 

SEX AND THE CITY シーズン1 エピソード2

第2話 モデルにハマる男たち

ミランダがモデライザー(モデルが好きな男、モデルとばかり寝る男)に誘われた話から始まるエピソード。

実際のモデルがどうかはわかりませんが、ここでは頭が空っぽでKY、常識のない美人として描かれています。

個人というより有名人のカテゴリと寝ることを使命にしている話で、ちょっとファック隊を思い出しましたw

babagya.wp.xdomain.jp

 

モデルおたくの友人達は、ろくに会話のできないモデルにうんざり。

モデルでなくても、不貞腐れた人が一人いるばかりに、みんな気を遣って楽しめないという場面、ありますよね。

 

ニューヨークではモデルとの出会いがあるのかもしれませんが、日本ではあまりリアルではない話かも。

それでも、ネットで謎のリアルではない数値を信じる人たちを見ると、モデル並みでなければアウトと思っている人が結構いるのではないかと。

こういう人が、環境がゆるせばモデライザーになるのでは?なんて思ったりしてしまいます。

togetter.com

togetter.com

女性よりも男性の方が、相手の見た目を重要視するというのもよく聞く話です。

odecomart.com

成功した男性が糟糠の妻を捨ててトロフィーワイフをゲットする話なんかも、やはり男性は自分が獲得したものを誇示したいという傾向があるのでは、と思わせます。

by-s.me

 

髭の生えたデブがモテる国もあるとシャーロットが言っていますが、太っているのが美人の条件というのは国の状況にもよるのかもしれません。

痩せていることが貧困の象徴と感じられる国では、太っていることが美の条件。

太っていることが怠惰や貧困の象徴になっている国では、引き締まっていることが良しとされるのはある意味当然かも。

www.biranger.jp

日本でも雑誌では常にダイエット特集が組まれていますが、必要なのは体重のコントロールよりも、より健康的になることなのでは…?

matome.naver.jp

また、最近は食にお金をかけられない若者が多くなっているという統計も?

togetter.com

togetter.com

SATCからは縁遠い話ですが、35円の袋うどん、もやし、業務用パスタ云々の出てくる節約(貧困?)メニューは、健康的ではない痩せ方をしそうですがどうでしょう。

理想体重と同じく、食費が家族でも月3万円とかいうのは、実家から米と野菜が来る、業務用スーパーが日常使いできるなどの特殊な例が多いという事実はもっと知られるべきw

 

***

SATCで納得いかないのは、シャーロットが太ももで悩んでいたり、シーズンが進むとミランダが太って悩むというところ!

もちろんドラマなので仕方がないですが、あの体型で悩むなんて、となりますw

サマンサのように、私は自分に満足している、となりたものですね。

体型というのは自分でコントロールできる部分と、できない部分があります。

大切なのは自分で納得しているかどうかですし、納得できていないとしても、今の自分を認めること。そのなかできちんとしようとする姿勢が必要なのかなと思います。

自分にダメ出しをしすぎて卑屈になるよりも、これが今の自分っとニコニコしている方がよっぽどかわいいです。

 

最近よく思うのが、叶姉妹の努力の凄さ。

たとえリッチであっても、あの体型を維持するには、一秒の隙もなく常に美しくあることを意識して生活することが必要だと思います。

叶姉妹座りに代表される、日々の努力があってこそ。

露出の多い服装をためらいなくできるということは、もちろんお直しもしていないという証拠だと思います。

決して他人を批判したりしない、人にやさしく自分に厳しくを実行しているのも、セレブキャラでも敵を作らない彼女らの凄さでもあります。

youtubeで美香さんが下の毛が水着からはみ出している方へ、「注意してあげた方がいいのかと…」と言うと、恭子さんがその点について他人に注意をする必要はないというコメントをしている動画を見たことがあります。恭子さんはそうしようと思ってしているのかもしれませんよ、ということを言っていましたが、そういった差し出がましいことをしようとしない、それを徹底しているのは素敵だと思います。

恭子さんが注意するのが美香さん相手だけ、というのも、美香さんだけを信頼して教育しようとしている(自分に厳しく、の自分に美香さんが含まれているのだろうなと)、そいういう関係性も、興味深いところでもあります。

 

SATCの中でも、よくエクササイズの場面が出てきますが、エクササイズで体型を保つことが日常に組み込まれているという点は、われわれも見習いたいところです。

 

***

 

モデルとの情事をビデオに撮っている彼が出ていますが、セックスビデオを撮る人は思ったよりたくさんいるのでしょうか。

front-row.jp

matome.naver.jp

いずれにせよ、リスクの高い行動だと思います。

でも自分の美しさに自信があれば、撮ってみたいと思うものなのでしょうか?

基本的にはデータはいくらでもコピーされて残るので、特に若い子は本当に警戒しておいてほしい。

best-legal.jp

聞いたことがあるかもしれませんが、リベンジポルノの危険性は十分に周知されるべき。写真や動画を撮った時点で、どれだけ信頼があったとしても、未来に何があるかは誰にもわかりません。

一度出回ってしまうと、どこかにずっとアーカイブされてしまうのが怖いところ。

また視覚記憶が優れている人がそうなのかわかりませんが、問題が発生した時の画像からの特定班も侮れません。

 

***

モデライザーの彼は、モデルを「普通の子として扱う」ことが鍵としていますが、こういう特別扱いしないことで近づく方法というのは、特別な地位にある人にも効くといいますね。

上下に敏感な中間管理職にはダメですが、経営層などには、逆に普通に接することで距離を縮められるという方法論を読んだことがあります。

全員ではありませんが、「役割」が前面に立っての接触は距離感もあるし、自分もその役割として立ち振る舞わなければいけない、と無意識に壁を作っているということもあります。

itmama.jp

女性でよくあるのは、「○○ちゃんママ」になってしまった時に、自分が自分でなくなってしまった気がするというもの。

関係性でも、ママ友から一歩踏み込んだ友達になる過程には、名前で呼び合うようになるという段階があると思います。

SATCの友情の羨ましいところは、職場や同窓という関係ではなく、本当に友達であるという一点だけで友人になっているところ。

多ければいいというわけではない、でもなくなるのは困る、友達というもの。

人生の紆余曲折の中で、離れてしまうことがあっても、続く友情は本当にかけがえのないものです。

 

gendai.ismedia.jp

男性より長生きする女性は、結婚してもしなくても、最後にはおひとりさまになるということを書いた「おひとりさまの老後」は、やはり一度意識しておくべきことかも?

地縁が薄くなっている都会でこそ、老後に向けて友活をすべきなのかもしれません。

 

 

 

ニコニコ動画で観られる映画

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SEX AND THE CITY シーズン1 エピソード1

何年たっても古くならないドラマ、セックス・アンド・ザ・シティ

未だに多くの人から新しい映画を待ち望まれており、自分と同じく年を重ねた彼女らが

その後どういう風に過ごしているのか、私もとても気になります。

www.vogue.co.jp

eiga.com

 

 ***

 

何回見たか覚えてないほどですが、改めてシーズン1から見てみましょう!(ネタバレあり)

 

 

第1話 NYセックス事情

NYの新聞でセックスにまつわる過激なコラム「セックス・アンド・ザ・シティ」を連載中の人気ライター、キャリー。彼女が新しいテーマに選んだのは“女も感情抜きでセックスができるのか”。いつものように友人のミランダ、サマンサ、シャーロットの体験談などからネタのヒントを得るキャリーは、自身も取材と称して、遊び人の元カレを弄ぼうとするが失敗。そんな矢先、キャリーはミステリアスなプレイボーイ、ビッグと出会う。

 

自己防衛や引き際を考えるという、マンハッタンの恋のルールから始まる第一話。

シーズン1は主人公であるキャリーが視聴者に語りかけたり、インタビュー風のエピソードが挟み込まれる形を取っていますが、これは原作のコラムと同じような形をとっているのでしょう。

 

・未婚のいい女はいるのに、独身のいい男はどこ?

・男は30を超えると女と立場が逆転、選ぶ側になる。

・35歳以上の女と付き合うと、すぐ子供を作らなければとなる。

・モテモテでデート三昧してたのが、気が付いたら誰にも声をかけられない41歳に。

・男にとって成功している男は脅威。

・都会にはロマンスの余地も余裕もない。

・年をとると女は欲張りになる、チビ・デブ・貧乏だと中身も見ずにダメとする。

・チビ・デブ・貧乏も試したけど、どの男も自分勝手!

 

10数年前のドラマだというのに、最近もどこかで見たような話題ばかりですw

 

matome.naver.jp

kijosoku.com

www.nhk.or.jp

lovely-media.jp

 

今どきの婚活の七転八倒については、こちらが有名かな?

comic.pixiv.net

 

特に女の30代は、仕事・恋愛・結婚・出産と、それぞれの人によって生活がものすごく変わる時期でもあり、プレッシャーや友人との比較、今後の不安とほんとうに支えが必要な時期です。

kijosoku.com

その支えとなる大事な友情も、出産の有無でまるで話題が違ってきたり、それまでそこまで意識しなかったお金の話も、結婚によって経済力が一気に変わることもあり、ランチに行くお店のレベルまで違ってきたりすると、嫌が応でも友情が試されることになってきます。

それでなくても、結婚を意識した交際をしている子がいて集まりにくい、あるいは働かされ盛りの年齢ということもあって、なかなか暖めにくいこの年代の女の友情が、結婚や出産によって決定的に道が分かれたとなることも。

でも、似た境遇で共感しあえる新たな友人を作るチャンスは逃さないようにしたいし、昔からの変わらない自分を知ってくれている旧い友人も細くでも関係をメンテナンスしていく努力はしてほしいと思います。

 

***

 

さて、本編の「ロマンスは消滅したのか」の話。

結局、上記のような年齢がどうの、条件がどうの、比較とプレッシャーが云々というリアルが、ロマンスから女を引き離してしまうのですよね。

感情抜きの関係があり得るかどうかについては、脳の性差を見ても大部分の女性にとっては無理なのかなと思います。

sp.lalu.jp

www.poc39.com

BL論でも

  1. 女性は関係に萌える

とあり、pixivなどでも、男性向けと女性向けでは一枚絵のエロ絵の量が違う!

男性は視覚情報のみで興奮できやすく、女性は関係性が描かれなければ興奮しにくいというやつですね。

 

 

しかし、SATCでは誰かと寝たいという欲求、もっとストレートに性欲については、当然自然なこととして描かれており、ドラマだということや文化差を差し引いてもちょっと日本でも実行に移すこととは別に、その欲求が当然のこととしてもう少し認められる方がいいような気がします。

ドラマだということを忘れて実行してしまうと…こう? 

gigazine.net

 

男はみんな義務のない関係を望むのか?という点は、もちろんみんながみんなそうではないし、特に日本ではあまりメジャーではないかと思いたい。

togetter.com

日本は比較的おひとり様にも優しいので、カップル文化の強い国よりも「女がいること」が男のステータスとして弱いものではないかとも。

 

カップルであることが重要だと、男も女の好きなロマンスを演出する努力をしてくれるのかもしれませんね…。

marry-xoxo.com

そう、毎日の生活の中にロマンスがないと、女性はなんとか作り出そうと、自分にご褒美を用意したり、インスタにおいしい・素敵なものをupしたりと、日々に花を添える努力しますが、演出されたロマンスを馬鹿にしている男性は、それを愚かだと嗤うのかもしれません(主にネットで見られる)

 

もちろん、キラキラした演出がひとつもなくても、恋をしていればそれだけでロマンスを感じられる…のかな?

付き合う前の演出の努力がなくなると、それだけでときめき感が薄れて、とか、長くなればまんねり・空気みたい、こじれると大変なことばかり、など、なにかと不満が多いかもしれませんが、学生の頃とは違って積極的に出会いを作らなければ何年もご無沙汰になりやすい20代後半から30代には、もうちょっと今の関係を大切にしてあげて、という気持ちになりますw

 

***

ミランダの誕生会では、終わったらあっさりの関係か、修羅場をしながら深い関係を求めるかの対比をしていました。

つまり、深い関係を求めれば、修羅場は必ず訪れるということ?

すんなりと行く場合もあるでしょうが、長く付き合おうとすれば、そして結婚となるとよけいに、価値観や習慣のすり合わせは重要だし、時には困難を伴うものとなります。

自分のわがままとは思いつつ、できれば合わせてもらいたいというものもあり、そして自分の普通の基準が実は普通とはかけ離れていたという話も聞きます。

そこで冷静に話し合えるか、冷静そうにふるまう余裕がなくなるかは、その時になってみないとわかりませんね。

 

女が男並みに金と権力をもったのは今が初めてという話も出ますが、いまも女のほうが稼いでいることで関係性に不具合が生じることは多いようで。

toyokeizai.net

kijosoku.com

女が下に見てしまうこともあるだろうし、男が萎えてしまうこともある。

昔は女は家事ができるから、稼げるなら離婚も比較的しやすいということを言われていましたが、そもそも最近の男子は家事ができるので結婚のメリットがないなども言われます。

女性がロマンスや生活の中の演出を大事にするなら、男を立てて男のプライドを大切にするのも同じく大事にするのがいいと思います。

 男女平等と頭ごなしに主張するよりも、「サレンダード・ワイフ」をするのも悪くない選択肢…かも?

 

「いやな女の7つの習慣」
①彼のかわりにしゃべり、決定を下すこと。
②非難の言葉は飲み込むものの、それはどうかしらね、という顔をすること。
③無邪気を装った質問を投げかけ、あきらかに反対していることを伝えること。
④自分が彼の立場だったらどうするかを説明し、彼が私の希望通りにしてくれることを期待すること。
⑤頼まれてもいないのに、次から次へとアドバイスすること。
⑥彼が運転しているときに、大げさに驚いて見せること。
⑦彼が買ってきてくれたレタスを見て、しかめっつらをすること。

 

***

そういえばビッグは「第二のドナルド・トランプ」と言われていましたねw

そして最後にキャリーが「本当の恋を知らない」と言われてしまいます。

本物の恋とはなんぞや。

でも「本当に関心があればなんとしてでも連絡を取る、電話をかけてこないのは君に興味がないからだ」という「そんな彼なら捨てちゃえば?」のセリフが思い浮かびます。

「そんな彼なら捨てちゃえば?」はSATCの製作者の本が原作となった映画です。

この映画もおすすめです!

 

 

 

www.youtube.com

主人公4人それぞれが最終的に本物の恋を手に入れるのか?

どんな恋が、それぞれにとっての本物だったのか?

そこまでの寄り道回り道をコメディにして、元気をくれるドラマ、それがSATCです!

 

***

 

SATCでは主人公の四人が成功しているので、日本の現状からみると、ファッションを代表とする経済レベルはほとんど異世界ファンタジーのレベルですが、ひとつひとつの恋愛、そしてシーズンを経る毎に出てくる女の人生の悩みは「あるある」の連続!

メインとなる30代の女の人生はもちろん、ちょっと上の40代も、「あるある」「こんなことあった」となること間違いなし。

都会的でファッショナブルなビジュアルでキラキラに見えても、間抜けな失敗でがっつりコメディをしつつ、しっかりと人生の苦みを表現しているドラマですよね。

最初は一話毎のテーマに沿って、悲哀こもごものドラマを繰り広げていて、気軽に見続けられるものだったのが、だんだんとキャラクターに親しみが出てきて、もっと見続けたいとハマる、そして好きなエピソードを繰り返し見てしまうw

そして数年たって、また自分の年齢が上がると、共感する場所も変わってくるという、手元に置いておきたいドラマナンバーワンです。

 

 

「虚栄の帝国 ロシア  闇に消える『黒い』外国人たち」 中村逸郎

ロシア関連の本の続き。

 

マイナス50℃の世界

マイナス50℃の世界

 

 翻訳家の米原万里さんの本。

これは北極より寒いシベリアでの取材をもとにしている。

「お元気ですか。こちらはすっかり暖かくなりました。外の気温はマイナス21度。暑いほどです」

 という手紙に対し、

東京は春だというのにまだはだ寒く、今日の気温はプラス21度です」

と返事を書く。

 

家の窓は3重になっていて、玄関が冷凍庫の役割も果たしていたりと、極寒の地は大変だ。

ピロシキ食べたい。

 

 

本書は取材もので、しかも子ども向きに書かれた部分もあるので、ファンでない人には特におすすめはしないが、米原さんのエッセイは本当に面白く一読の価値がある。

ファンも多く、訃報にはショックを受けた人がたくさんいたはず。

不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)

不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)

 

 

ガセネッタ&(と)シモネッタ (文春文庫)

ガセネッタ&(と)シモネッタ (文春文庫)

 

 

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

 

 

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

 

 

嘘つきアーニャがブログで言及されている数がすごい。

ほぼ日で糸井さんと対談している記事があったので、リンク。

米原 私、3年生まで日本の学校にいて、
中学2年で日本に戻ってきたので、
日本の教育もある程度経験していますが、
日本の作文教育って、
何にも評価の基準がないじゃないですか。

「よくできました」
「大変よくできました」
何がどういいのかというのは
ぜんぜんわからないから、書いて書きっぱなし。

だから、その後に
さらにうまくなる可能性も、ぜんぜんないわけ。
先生の趣味に合うかどうかだけになる。

ところが、ソ連の学校で
受けた作文の授業というのは、例えば、
「じゃあ、友達について書きましょう」
ということになると、名作の人物描写の部分を
ぜんぶ抜粋してきて読ませるんですよ。

例えば「戦争と平和」の
ナターシャ・ロストワという女主人公に
ピエールという語り手が出会う場面の前に、
彼女に関するうわさがあって、
出会って、そのときの第一印象があって、
顔とか口とか目の描写があって、
その後、直接主人公との交流があって、
ある事件があって
主人公のナターシャの成長があってと、
とにかくそういう風に抜粋を読ませて、
その内容の要旨っていうのか、
どんな構造になっているのか、
というのを書かせるわけです。

ツルゲーネフの「初恋」でも何でも、
とにかく幾つか名作を読ませて、それが
どういう構造になってるかというのを分析させて、
じゃあ、あなたがお母さんについてだとか
友達についてだとかいうことを書くなら、
それをどういう構造で書くかと。


まず彼女の評判から書く?
あるいは彼女の目の描写から書く?

そういったことを、
とにかく「構造」をまず書かせるわけ。

構造を書かせた上で、
構造に基づいて、まず作文させる。
当初の構造どおり書けたか書けなかったか、
というのを確認しながら、
じゃあ、構造を変えていくとかいうふうにしてね。
糸井 小学生に?
米原 小学生で。
非常に方法論がしっかりしているわけですよ。

こういう教え方をできる教師は、日本にいるのだろうか?

 

 

 ロシアのいい話題に水を差すように、イマイチな部分を書いている本を取り上げる。

強権と不安の超大国・ロシア   旧ソ連諸国から見た「光と影」 (光文社新書)

強権と不安の超大国・ロシア 旧ソ連諸国から見た「光と影」 (光文社新書)

 

 冷戦時代のソ連を知る世代は、ソ連に対して「暗黒の国」というイメージを持つ場合が多いと思う。

 第2次世界大戦後には、多くの日本兵がシベリアや中央アジアなどソ連の荒地に抑留され過酷な強制労働を強いられた。さらに、北方領土問題がずっと最大の懸案事項となってきた。 

 そうそう、おそロシアのイメージ。

 

抑留のことが出てくるすごい厚い本を紹介しておく。

不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))

不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))

 

内容紹介

大本営参謀・壹岐正は、終戦工作に赴いた満州ソ連軍に抑留される。酷寒のシベリアで、想像を絶する飢餓と強制労働に11年にわたって耐え抜き、ついに昭和31年、帰還を果たした。その経歴に目を付けた近畿商事の社長大門の熱心な誘いに応え、第二の人生を商社マンとして歩むことを決意。地獄の抑留生活の傷も癒えぬまま、再び「商戦」という名の新たな戦いに身を投じる。
 
 
冷戦時代は米国とは直接戦争はしなかったものの、

しかし、実は世界規模で見れば、各地の戦争で冷戦期は他の時期よりも多数の戦争犠牲者が出たという事実もあるのである。アジアや中東、アフリカなどでは多数の熱戦が起きた。そして、その多くは米ソの代理戦争だった。 

 

これらのことから、ソ連、ロシアの印象は今でもなんとなく悪い。

そのため、「ソ連が解体してよかった」「ソ連から独立した諸国の人びとは幸せに違いない」というような感想を持っている方が多いのではないだろうか。 

 というか、そこまでの感想を持つほど興味も持ってないかもしれないが。

 

本書の構成の部分にはこうある。

まず第1章「反ロシア精神、旧ソ連ノスタルジーの噴出」では、ミクロの視点で、人びとの生活を中心に記述する。反ロシア的な意識が高まるなか、日常生活の苦しさから、社会主義時代を懐かしむ風潮が強まっている。そこから、旧ソ連の庶民のアンビヴァレントな感情が明らかになるだろう。 

 モノはなかったが、すべての人びとに安定的な生活が保障されていた時代。

教育や医療は無料で、住宅や別荘(ダーチャ)も供与され、保養所や文化施設も利用できた。

自由経済化で、こういった保障がなくなり、特権階級以外は平等に近かったものが、貧富の差が開いてきたという。

(主にロシア以外の旧ソ連地域の話)

 

教師は薄給となり副業に精を出し、図書館は荒廃。

ソ連時代に識字率ほぼ100%を達成してきていた地域でも、教育を受けられない子ども達が増えているという。

 

ロシア自体はともかく、旧ソ連地域は今もロシアに資源供給で握られていたりもするし、地域には定住しているロシア人もいるし、ウクライナでも最近あれこれあったりしていたので色々難しいことになっているのはご存知だろうと思う。

 

この本はこういったロシアと周辺国の現状なんかを影として書く。

KGBソ連国家保安委員会)的体質も未だにある、として自身の体験談なども交えて語られている。

体制やら仕組みやらは色々変わるかもしれないが、その中にいる人というのは、そんなに急激には変わらないものである。

 

[

 

ただ、この本でも、ロシア以外の旧ソ連地域も親日的であるという話が書かれている。

 まずは明治維新での非西洋国における近代化・西欧化の成功モデル、次に日露戦争での非西欧の小国の白人帝国への勝利、そして第2次世界大戦後の復興という3点が根底にあるという。

脅威の大国ロシア帝国に小国の日本が戦争で勝利したというのは、ソ連を恐れてきた国々にとってはすごいことだったのかもしれない。

また、同じ「ロシアと領土問題を抱える国」という共感もあるという。

そして、強制収容所の日本人が建てた劇場は、1966年の大地震でびくともしなかったということで、日本人の評価がこういうところでもあがったという。

ソ連時代のアゼルバイジャン東芝エアコン工場も評価されており、筆者も新しいエアコンより中古の東芝の方が壊れにくい、といった話をされたことがあるという。

 

この本では日本のシンドラー、杉浦千畝氏の話も出てくる。

リトアニアの日本領事館で、独断でユダヤ人に通過ビザを発行した人である。

6000人以上のユダヤ人を救ったというからすごい。

 

ロシアだけでなく、こういう東欧諸国からの信頼もあるというのは、嬉しい。

 

 

 ではタイトルの本に。

虚栄の帝国ロシア―闇に消える「黒い」外国人たち

虚栄の帝国ロシア―闇に消える「黒い」外国人たち

 

 表紙をめくるとこうある。

潤沢な石油マネーで華やかな表玄関を構えるロシア。だがその裏で働く一五〇〇万人もの旧ソ連出身外国人不法就労者の存在を知る人は少ない。僅かの賃金、劣悪な条件のもとで建設や清掃などの重労働に従事する彼らからは、つねに警察官や雇い主がなけなしの金をしぼりとっていく。そればかりでなく、労働災害による傷病や事故死の危険も常時隣り合わせで、働きに出たまま行方知れずとなる外国人の数は月に数百人ともいわれる。そうしたかれらにさらに追い討ちをかける、スキンヘッド・グループによる襲撃も、あとを絶たない。一方でロシア社会は彼らの労働なしにはもはや成り立たなくなっており、ロシア市民たちもまた、彼らの上前をはねる生活に慣れてしまった。「虚栄の帝国」の知られざる舞台裏を、地域に密着した調査がえぐり出す。

 これだけで内容がわかりますね。

 

「黒い」外国人とは誰を指すのか。

ソ連帝国の消滅後、出稼ぎを目的に旧ソ連構成国からロシアに大量に流入する人たちはまさに「黒い労働者」である。かれらの90パーセント以上が不法就労であり、しかもロシア社会の闇の部分に囲い込まれている。

彼らはロシア文化に憧れるのでも、ロシア人と積極的に交流するのでもなく、仲間だけでごく小さなグループを作って暮らしているという。

この黒い労働者の多くは中央アジア諸国とカフカース地方からの人たちが占めており、かれらはロシア人の間で古くから「ブラック」と呼ばれてきた。もっとも肌・髪色の明るい人が多いロシアでは、イタリア人、ギリシア人、スペイン人なども「黒い」という場合があるようで、必ずしも「肌が浅黒い」ことだけを意味しない。

 

彼らがロシアに流れ込み始めたのはソビエト連邦が崩壊してから10年後。

帝国支配時には外への脱出を試みようとしたこともあった周辺民族が、崩壊後になぜモスクワに戻ろうとしたのかが本書には書かれている。

モスクワで特に目立つようになったのは2002年頃からだという。

 

 

プーチンは経済的に疲弊する周辺国の労働力をロシアに引き寄せ、復調するロシア社会を下支えさせようとしている。だが現実には、ロシア国内での出稼ぎ労働者の就労には大きな法律的な障害が立ちはだかっているのである。不法就労はかれら自身の 怠慢というよりも、むしろ制度そのものに欠陥があるために生じているのだといえる。あたかも出稼ぎ労働者を不法就労に追い込むためのような法律が、労働市場無法状態を引き起こす根源となっているとも思われるのである。

 2007年くらいの調査では、ロシア人回答者の8割が「ロシアでの生活が気に入ってる」と答え、この5年間で36%収入が向上したと答えているのに比べて、出稼ぎ労働者の方は厳しい状況にある。

この見せ掛けの華やかさは「ポチョムーキンの村」を髣髴させると著者は書く。

 ポチョムキン村(ポチョムキンむら、ロシア語Потёмкинские деревни英語Potemkin villages / Potyomkin villages)とは、主に政治的な文脈で使われる語で、貧しい実態や不利となる実態を訪問者の目から隠すために作られた、見せかけだけの施設などのことを指す。「見せかけだけのもの」とは、物理的に存在するものであることもあるし、あるいは資料や統計など比喩的なものであることもある。この語は、ロシア帝国の軍人で1787年露土戦争を指揮したグリゴリー・ポチョムキンが、皇帝エカチェリーナ2世行幸のために作ったとされる「偽物の村」に由来する。

ポチョムキン村 - Wikipedia

 

主な出稼ぎ労働者はもともとソ連邦の構成員だった人びとなので、ロシアで見かけても明らかな「外国人」という意識はもたれないが、宗教も言葉も習慣も異なるために、自国民とは思えないという曖昧な位置づけの存在である。

 

 

出稼ぎに来る理由は生活費である。

モスクワでの賃金は、タジキスタンの10倍にもなるという。

そのため、労働条件が過酷であっても、長時間労働になっても、モスクワで働くことを選ぶ人が後を絶たないという。

労働条件だけではなく、生活環境もまた劣悪だ。

アパートの一室に38人が住んでいたり、住居が見つかるまでゴミ収集コンテナの中で過ごしていたなどの事例が挙げられている。

タジキスタン人以外にも、アゼルバイジャン人、モルドヴァ人の例も出ている。

 

身分も保障されず、外国人嫌いのスキンヘッドによる襲撃・暴行事件もあるという。

ロシア人はそういった「黒い」外国人たちを安く雇い、利用する。

そこでは名義貸し、賄賂、ピンはね、ブローカーの暗躍など、多段の搾取が行われている。

 

本書の末尾には、清掃などのロシア人が好まない仕事のほとんどを出稼ぎ外国人が担っており、もし出稼ぎに来る人がいなくなったら、モスクワなどはゴミの散乱する街になるだろうといったことも書かれている。

今はそこにあっても見えぬ存在として扱っている外国人によって、街が下支えされているということを、もっと自覚すべきなのだろう。

出稼ぎ先はロシアには限らないのだし。

 

タイトルにあるとおり、筆者は今のロシアの繁栄を「虚栄」と見ている。

さて、ロシアの未来は明るいのか?

 

おまけ

「ヘタリア Axis Powers」旅の会話ブック ロシア編 僕と友達になろうよ!

「ヘタリア Axis Powers」旅の会話ブック ロシア編 僕と友達になろうよ!

 

ロシア語の他に、ウクライナ語とベラルーシ語の挨拶などが載ってた。

ロシア語の「こんにちは」は、「ズドラーストヴィチェ」が広く知られているが、ウクライナベラルーシではちょっと違うらしい。

ウクライナドーブルイ デーニ」

ベラルーシドーブルィ ズェーニ」 

同じ言葉をロシア語で言うと、「ドーブルィ ヂェーニ」だって。

文字も綴りも若干違う。

そういえば糸井さん・米原さんの対談でこんな部分があったな。

ロシア語と親戚関係にあるスラブ語の、
例えばチェコ語とかポーランド語、
そういう国から来た子は、大体2~3カ月で
ロシア語ができるようになります。近いから。
ただ、身につけたロシア語を見ると、
言語的に離れた国のほうが、完璧に身につけるの。

ところが、とても近い言葉を母国語にして、
実際にロシアで生活してゆくような子、
この子たちは永遠に自分の国の
なまりを引きずったまま、
ロシア語を、しゃべるんですよ。

その後もそのままロシアに留学して、
大学へ行って出て、
大人になってロシア語で生活してるのに、
自国語なまりそのまま丸出し。何年やっても

 ほぼ日刊イトイ新聞 -言葉の戦争と平和。から抜粋

 

私は巻き舌が苦手なので、ロシア語とかイタリア語とかはすごい訓練が必要になると思う。

身体的な意味で。

 

 

追記

ロシアの本書き終わったぁー!と思ったらもう一冊あった。

プーチン、自らを語る

プーチン、自らを語る

  • 作者: ナタリアゲヴォルクヤン,アンドレイコレスニコフ,ナタリアチマコワ,Nataliya Gevorkyan,Andrei Kolesnikov,Natalya Timakova,高橋則明
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2000/08
  • メディア: 単行本
  • クリック: 59回
  • この商品を含むブログ (5件) を見る
 

 プーチンへのインタビューをまとめた本。

2000年とちょっと古い。

 プーチンの小学校の担任が、彼は頭はよかったが、問題児だったとあかす。プーチンはいつも学校に遅刻していて、ピオネールにも入れないでいた。しかし、十歳のときに、彼は格闘技と出会い、その後、スパイ小説や映画により、KGBに入るというただひとつの大志を抱いた。十六歳のときに、かれはKGB支部を訪れた。そこで彼は、ほんとうにスパイになりたいのならば、大学の法学部に進み、口を堅く閉ざして、スパイになりたいという思いを話さないことだと忠告された。両親や柔道のコーチの懇願や脅しにも負けず、彼はKGBの忠告を守った。

 最初の方にある要約のところ。

確かに、スパイになりたいと公言してたらスパイにはなれないよな。

 

難しいこともいっぱい書いてあるが、どうでもいいところを抜粋してみる。

―大学時代は恋愛の季節です。あなたも恋愛をしましたか。

 プーチン しない者がいるのかい。真剣な恋愛はなかった……ただひとつを除けば。

―初恋ですか。

 プーチン そうだ。彼女と結婚する予定だった。

―それはいつのことですか。

 プーチン 私が実際に結婚する四年くらい前だ。

―つまりうまくいかなかったのですか。

 プーチン そうだ。

―何が障害だったのですか。

 プーチン いろいろこみいった事情があったのだ。

―彼女は他の男性と結婚しましたか。

 プーチン 他の男性だって?そう、あとになってからね。

―結婚をやめようと決めたのは誰ですか。

 プーチン 私だ。私が決断したのだ。私たちはすでに結婚許可証を申しこんでいたし、すべての用意もととのっていた。両家の親は結婚指輪やスーツ、ウェディングドレスなど必要なものを買いそろえていた。結婚破棄は私の人生においてもっとも困難な選択のひとつだった。ほんとうにきつかったよ。だが私は、先になって二人で苦しむよりは、そのとき苦しむほうがいいと思ったのだ。

―それでは、あなたは文字通り祭壇に彼女を置き去りにして逃げたのですか。

 プーチン そんなところだ。だが、逃げてはいない。私は彼女に真実を告げた。必要なことはすべて打ち明けたのだ。

―それについては話したくないのですね。

 プーチン 話したくない。こみいった話だ。そうなる運命だったのだ。とにかくつらかったよ。

―後悔していますか。

 プーチン していない。

ロシア語のインタビューの英訳版から日本語訳したものらしいですが、なんか硬い感じの文章ですな。 

元カノの話で「私は彼女に真実を告げた」「そうなる運命だったのだ」といった言葉を使ってあるのが面白い。

 

もうひとつ引用。

元奥さんのリュドミーラ・プーチナへのインタビュー。

最初の出会いのときは、地味な服装でぱっとしなくて、人好きのしないプーチンには興味を持たなかったとか。

―彼はどのようにして結婚を決意したのですか。

リュドミーラ ある夜、わつぃたちが彼の家で座っていたとき、こう切り出されました。「もう僕がどんな人間かわかっただろう。一般的に言って僕はあまり愉快な人間ではないと思う」それから彼は自己批判をしはじめました。無口だし、ぶっきらぼうなところもあるし、人を侮辱することだってあるんだなどと言いました。安心して一生の相手として選べるタイプではない。そして、こうつけ加えました。「三年半つきあってきて、たぶんきみも決心がついていると思う」

 これは別れ話なのだと思いました。「ええ、決心はついています」私は答えました。「いいんだね」と彼は自信なさげに言いました。これでわたしたちも終わりなのねと思いました。でも、次に彼はこう言ったのです。「そうか、それならば、きみを愛しているから結婚を申しこむよ」私はその言葉にびっくりしてしまいました。 

 なんというか、こういうお人柄なのでしょう。

 

リュドミラさんの検索したら、プーチンの娘さんが最近来日してたらしいとか、プーチンと愛人との間に隠し子か!?とか、そんなゴシップが出てきた。

有名人は大変だな。

いまどきの若い子たちはどこで演奏を聴いているのか

私がよく読んでいるブログひっこみ思案を書いている方(id:hikkomiyaがバイオリン講師だそうなので、それで思ったことを。

 

「人間の精神を最も手っ取り早く効果的に揺すぶるのは、やっぱり音でしょう。ある種の音楽を聴くと発情するとか自殺したくなる、ということは実際にあるのよ。実行に移すか移さないかとなるとこれは理知の管轄で、気分にしか訴えない音楽の作用は期待できないけれど、気分に訴えるだけで大したものなのよね。」 

 

音楽というのは色々なところで耳にするが、若者が能動的に選んで聴く音楽については、ニコニコ動画の勢力がすごいと思う。

どれくらいすごいかというと、JOYサウンドの2013年年代別カラオケランキングを見るとわかると思う。

f:id:pinktrunks:20140618153431p:plain

あなたの世代のヒット曲は!? JOYSOUNDが年代別ランキング(年間)を発表!! アニソン世代、ボカロ世代…世代別の特徴が明らかに!|株式会社エクシング

ミク、GUMI、リンの名前がある。

どれもニコニコ発の音楽である。

 

ランキング一位はやっぱり千本桜。

この「演奏してみた」の再生回数だけで62万回である。

ある中学生へのインタビューによると、ニコニコ動画を見ているのは6割くらい、千本桜を知っているのは8割はいく、という感触だそうだ。

 

 

2014年度の上半期ランキングでは、総合ランキングには千本桜しか入っていないが、下のほうを見ると、わざわざVOCALOID、東方系のランキングが別に設けられている。

すでにカラオケの1ジャンルとなっている証拠だろう。

2014年JOYSOUND上半期ランキング|JOYSOUND.com

 

ニコニコ動画というと、PCで見るのかと思う人もいるかもしれないが、部屋にPCがない子はスマホニンテンドー3DSで見ている。

DSはすでに幼稚園~小学生、中学生のインフラとも言える存在。

それをネットに繋ぎ、自分の好きな動画を見ているのだ。

 

 

これも再生数がやばい。

ヴァイオリンタグの再生数2位。

 

ニコニコ動画の誕生は、内輪ウケの為の研鑽を惜しまない日本人にとって、画期的なできごとだったと思う。

なぜなら、再生数やマイリスでどれだけウケたかがわかり、さらにどんなポイントがウケるのかが、まさにそのポイントでコメントされるので、ますますウケを狙って研鑽を積めるというわけだ。

そして全体ランキングだけではなく、好きなアニメやジャンルと掛け合わせることで、小さな集団での有名人にもなりやすい。

ネットの普及で世界の頂点がいつでも見られるようになり、「ここまでは無理」と諦めるのが早くなるのでは、と思ったが、内輪ウケの日本では世界の頂点でなくても評価されるようになったのである。

悪くない。

 

ドラクエもヴァイオリン。

ヴァイオリンタグの再生数一位はてっぺい先生でした。

 

 

「演奏してみた」がジャンルとして確立したことで、あらゆる音楽があらゆる楽器で演奏されることになった。

 

和楽器。ものすごいプロの犯行。

ピアノ。マイリスを見ると、この人はトルコ行進曲にどんな思い入れがあるのだろうかと思う。

オーケストラ。人がたくさん集まるとこうなる。

無駄に洗練された無駄のない無駄な動き。こっちはぼっちだけど楽器がたくさん。

変化球で仏具。

ヴィオラだけ。

チェロだけ。

コントラバスだけ。

 

ニコニコの有名人、ヴァイオリン弾きの石川綾子さんの動画を貼ろうとしたらできなかった。

石川さんの「ボカロ「初音ミクの消失」を、ヴァイオリンで演奏してみた」は、「歌ってみろ」タグがついていた「初音ミクの消失」の高速の部分をしっかり弾いててすげー。

 

こういう人たちには、「演奏してみた」タグだけではなく、「演奏していただいた」タグもつく。

ちなみに小林幸子にも「歌っていただいた」タグがついたりする。

ラスボス幸子の初投稿はこれ。

 

 

その曲を好きな人だけじゃなく、同じ楽器を弾く人が、その楽器の「演奏してみた」を巡回して、ここがいい、ここが甘いとコメントしていく。

若い子たちはこうやって野に放たれ、自助的に訓練され、好き勝手に演奏を楽しんでいる。

 

ぜひ「演奏してみた」に自分の楽器をプラスして検索して、「投稿が新しい順」で並び替えてみて欲しい。

仲間がいっぱいいるはずだ。

コメントもお忘れなく。

 

楽器が演奏できるのって、うらやましいなぁ。

 

あと、上に出てきた演奏をしている人たちの中の数人は、ニコニコ超パーティのでかい会場で演奏してました。

生で演奏して、会場がうおーっとなるのは、きっとすごい楽しい。

歌も演奏もほとんどがニコニコのいちユーザーから出てきた人たち。

知らないで見ると、「学際?」程度にしか見えないと思う。

 

内輪ウケの、内輪の母集団がものすごい数になっていることを、その圏内にいない人はよく理解していないのではないか。

若者に関わる人には、ちょっと知っておいて欲しいなと思う。