中学生・高校生の為の弁論大会の書き方とテーマ

20140607追記

大雨だったので、濡れた教科書の乾かし方を貼っておく。

ページがくっつかないように扇風機などで乾かして、紙を挟んでおもしを載せる。

アイロンも可。

 

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このクソみたいなアフェリエイトブログにたくさんの学生がアクセスしているらしい。

検索キーワードが「弁論大会」でものすごく伸びている。

 

アフェリエイトブログなので購買力のない学生がたくさんアクセスしてくれても残念なのだが、せっかくアクセスしてくれているので、続けて弁論大会に関する記事を書く。

 

尊敬できない教師と、面白みのない授業と、意味のわからない同級生に囲まれて義務教育を受けている中学生には同情を禁じえない。

そして、論文の書き方も教えないで弁論大会の論文を書けと言ったり、読書の仕方も教えないで本を読めと指導する教育には甚だ疑問を感じる。

 

とりあえずアフェリエイトブログなので、お勧めの本を貼っておく。

年に100冊単位で読書をしているので、私が積極的に勧めるのは7割くらいの人が面白く読める本だと多少は信じてもらえると思う。

オーダーメイド殺人クラブ

オーダーメイド殺人クラブ

 

 この人の本はシリーズものもあって、おすすめ。若い人向き。

 

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さて、本題の論文の書き方とテーマについて。

おおまかには、すでに書いた記事を参照して頂きたい。

  1. 中学生の弁論大会のテーマと書き方 - pinktrunksの日記

  2. 中学生の弁論大会のテーマと書き方、の続き - pinktrunksの日記

  3. 中学生・高校生の弁論大会のテーマについて - pinktrunksの日記

 

テーマについて、よりオリジナルなものを探す為の方法を書く。

  1. 図書館に行く。学校のではなく、区や市の図書館が良い。
  2. 片っ端から本のタイトル=背表紙を読んでいく。
  3. 気になったタイトルから発想する。

これでオリジナルな、面白いテーマを見つけることができる。

 

読書の仕方にも通じるが、まずは世の中にどんな本があるか知ることは、世界を広げる為にすごく重要なことである。

 

なんで図書館かというと、中高生が普段目にする本の大部分は、「中高生向き」と誰かが認定した本であることが多いからだ。

どういうことかというと、中学や高校の図書館は、学生が読むのにふさわしい、あるいは「お前らこういう本が好きだろう」と、教育者的な人が思った本が並んでいるし、本屋も基本的に「売れる本」をメインに置いて、かつ行くのは大抵コミックスやYA(ヤングアダルト≒主にティーン(英語で語尾に-teenのつく13歳から19歳までの若者)向け)コーナーだろうから。

 

その点図書館は、完璧ではないものの、わりとマイナーなジャンルまで取り扱っており、しかも偏った思想とか変な嗜好とかの本も扱っていたりする。

しかも、図書館は基本的に貸し出しの記録を、貸している期間以外は残さないようにしていたり、あるいは誰にどんな本を貸したかを公的な権力に公開したりとかしないようにしている。

思想狩りとかそういうのを防止する為に。

図書館の自由に関する宣言

図書館の自由に関する宣言(抄)[1]

 図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することを、もっとも重要な任務とする。この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。

第1 図書館は資料収集の自由を有する。
第2 図書館は資料提供の自由を有する。
第3 図書館は利用者の秘密を守る。
第4 図書館はすべての検閲に反対する。

図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。

図書館の自由に関する宣言 - Wikipedia

図書館かっこいい。

 

図書館戦争(アニメ)もわりと楽しい。

 

どれくらい自由かというと、下記のサイトでいろんな場所の図書館の蔵書が調べられるので、いくつか微妙な単語で検索してみるといい。

カーリル | 日本最大の図書館蔵書検索サイト

 ex.エロ系なら「宋美玄」、「団鬼六」など。

  普通に「ダメ教師」「バカ」とかでもいい。

 

 ※ex.はexample(例)の略だが、これは日本語英語で、フォーマルにはe.g.(for example)だそうです。

  ちなみにexはex-boyfried(元彼)とかで使う。

 

さて、背表紙(タイトル)の読み方である。

別に難しいことはなくて、単に片っ端からタイトルを読んでいくだけである。

広い図書館だと結構時間がかかるが、まぁ仕方がない。

小説や絵本はおいといて、それ以外の棚をまずはざっと読んでいく。

 

分類はものすごくたくさんあるが、一部Wikipediaから引用。

日本十進分類法

  • 00 総記
    • 01 図書館、図書館学
    • 02 図書、書誌学
    • 03 百科事典
    • 04 一般論文集、一般講演集
    • 05 逐次刊行物
    • 06 団体
    • 07 ジャーナリズム、新聞
    • 08 叢書、全集、選集
    • 09 貴重書、郷土資料、その他の特別コレクション
  • 10 哲学
    • 11 哲学各論
    • 12 東洋思想
    • 13 西洋哲学
    • 14 心理学
    • 15 倫理学、道徳
  • 16 宗教
  • 20 歴史
  • 29 地理、地誌、紀行
  • 30 社会科学
    • 31 政治
    • 32 法律
    • 33 経済
    • 34 財政
    • 35 統計
    • 36 社会
    • 37 教育
    • 38 風俗習慣、民俗学民族学
    • 39 国防、軍事
  • 40 自然科学
    • 41 数学
    • 42 物理学
    • 43 化学
    • 44 天文学、宇宙科学
    • 45 地球科学、地学
    • 46 生物科学、一般生物学
      • 47 植物学
      • 48 動物学
  • 49 医学、薬学
  • 50 技術、工学
    • 51 建設工学、土木工学
    • 52 建築学
    • 53 機械工学、原子力工学
    • 54 電気工学、電子工学
    • 55 海洋工学、船舶工学、兵器
    • 56 金属工学、鉱山工学
    • 57 化学工業
    • 58 製造工業
  • 59 家政学、生活科学
  • 60 産業
    • 61 農業
    • 62 園芸
    • 63 蚕糸業
    • 64 畜産業、獣医学
    • 65 林業
    • 66 水産業
    • 67 商業
    • 68 運輸、交通
    • 69 通信事業
  • 70 芸術、美術
    • 71 彫刻
    • 72 絵画、書道
    • 73 版画
    • 74 写真、印刷
    • 75 工芸
    • 76 音楽、舞踊
    • 77 演劇、映画
  • 78 スポーツ、体育
  • 79 諸芸、娯楽
  • 80 言語
    • 81 日本語
    • 82 中国語、その他の東洋の諸言語
    • 83 英語
    • 84 ドイツ語
    • 85 フランス語
    • 86 スペイン語
    • 87 イタリア語
    • 88 ロシア語
    • 89 その他の諸言語
  • 90 文学
    • 91 日本文学
    • 92 中国文学、その他の東洋文学
    • 93 英米文学
    • 94 ドイツ文学
    • 95 フランス文学
    • 96 スペイン文学
    • 97 イタリア文学
    • 98 ロシア・ソビエト文学
    • 99 その他の諸文学

日本十進分類法 - Wikipedia

 

タイトルというのは内容を示しているだけでなく、売る為に、読みたいと思わせるようにつけられているし、どういう読者層を想定しているかもわかるようになっていることも多い(「よくわかる」などの入門解説本、ゴシップ的なタイトルなど)。

 

そしてこれらをたくさん見ることで、そのジャンルで何が問題になっているのか、どういうことが多くの人に関心を持たれているのががわかる。

 

そしてその中で、表紙を見たり、目次を見たり、概要を読んだりして、気になるものがあれば、それがあなたの関心のある/面白いと思うジャンル/問題である。

注意が必要なのは、その本がいつ出版されたものか。

古い本だと、今では否定されているものや、古すぎるデータが載っている可能性がある。

また、同じジャンル、似たようなタイトルの本も斜め読みや目次読みで良いので、召を通しておくことも重要だ。

なにせ、図書館には似非科学本も偏った本もたくさんあるので。

同じ論調の本があれば、ある程度メジャーな情報であると判断しやすい。

 

あまり本を読まない人の中には、「活字になっている」ということだけで、なんとなく権威付けされているような感じをもってしまう人もいる。

が、わりとそんなことはなくて、間違いや偏見もたくさん書かれているので、ちょっと斜に構えて読むくらいで良い。

(純粋に楽しむ為だけの読書をする時は、別にそんなことを気にする必要はない)

 

で、弁論大会のテーマである。

この為に、何冊も本を読み込む必要はなく、なんとなくめくって目次と概要と、あとは図や絵なんかを拾い見していって、そこから自分で適当に書けば良いのである。

もともと求められているのは「自分の体験や関心ごと」であって、調査したものを書くようなものではないからだ。

 

テーマについてはこれで終わり。

 

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10140706追記 テーマとして取上げられる話題について記事を追加

集団的自衛権は、すぐに徴兵制や戦争に結びつくものではない - pinktrunksの日記

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心理とか人生訓とかのあたりの棚を見ると、たくさん本があって、みんな悩んでんなーと思う。

 

いないと思うけど、実行した人がいたらコメントに感想書いて下さい。よろしく。

 

 

 

 

あと世界史にヘタリア、マジおすすめ。